コンビニ飲みについて
僕はペーペーであり、お金もないので誘われたら基本断らない精神である。しかし、最近嬉しいのだが少し断り辛い事がある。それが「コンビニ飲み」だ。文字通りコンビニで飲むという行為である。
今働いている会社は1社目ではないのだが、コンビニ飲みの文化を経験したのは2回目なのだ。以前もコンビニ飲みをやっていたが、その際は10以上入る広いイートインゾーンがあるコンビニがメイン会場であった。現在はルールに則る上の方針もあり、コンビニで買出し、駐車場かビルの野外喫煙所で立って飲む方式である。(コンビニのルールは守っているが、駐車場やビルの野外喫煙所のルールが明記されてないだけである)
マイナス面は置いといて、プラスの面も書き出そう。まず第一に安い。現在の方式では立って飲むため、食べ物を置く場所もない。そのため缶ビール飲みを買いその場で飲む。発泡酒を僕は選ぶので百数十円である。有難いことにお金は出していただいているので、上の方のメリットの方が大きい。
第二に早く終わると言う事である。皆家庭があり、うちに帰るとご飯がある。毎日飲み会で遅く帰っては奥さんの不満も溜まるだろう。小さいお子さんがいると尚更だ。
第三に僕はお酒が好きで、皆さんと飲んでお話しするのが好きなのだ。まあただの酒好きである。
次はデメリットであるが、第一に見た目、印象の悪さである。こんな所でとか、50歳、40歳を超えた良い大人が何て思われるかもしれない。楽しいのだが、たまに虚しい気持ちになる時もある。
第二に環境に大きく左右される点である。コンビニであれば室内だが、注意されれば終わりだし。イートインスペースも24時間ではない。外なら環境に尚更影響を受ける。この寒い中缶ビール片手に飲むのは流石にダメージを心身に負った。飲みながら雨が降ってきた事もある。
第三はアルコールを摂取しているので、その後の行動が制限される事である。まず車には乗れない。帰ってから勉強も出来ない等、その後の自分の行動に制限がかかる。居酒屋で数千円払い、数時間居れば家に帰ってからは寝るくらいである。ビール1缶で飲む楽しさより、その後制限されるデメリットが大きく感じてしまうのである。
そんなコンビニ飲みだが、一人で帰れば真っ直ぐ帰るだけである。しかし、僕の帰りに合わせて上の方も帰り支度を始める。嬉しい気持ちの反面、今日勉強したいなと思い、上着を羽織り、時計を付け、ゴミを片付け、帰り支度フェイントをかけた。そうすると帰り支度をしはじめ、マフラーまで巻いてしまっているので帰らざるおえないのである。
寂しそうな後ろ姿を見ながらお疲れ様と伝えた。僕は断る事が苦手である。キッパリと断れば良いのかもしれないが、次誘われなくなるやら何やら考えてしまうので、生きづらい性格なのかもしれない。