新興 EVメーカー Canoo(カヌー)について
どうも自動車やバイクが好きなサビモです。最近は環境規制からEVに関する話題が多いので、自分の投資の勉強がてら調べた事を共有出来ればと思います。
さて、今回は新興EVメーカーであるCanooについてまとめてみます。あくまでも個人の趣味の範囲なので、責任はもてませんので、あしからず。イントロダクションは以下の通り。
概要
- 企業名:Canoo(カヌー)
- 設立:2017年
- 代表者:Tony Aquila 前CEO:Ulrich Kranz(以下クランツ)
- 事業内容: EVの製造・販売
- 所在地:米国 カリフォルニア州 トーランス
代表者
前代表者はUlrich Kranz。ドイツ出身で以前はBWMにて電動車の開発に従事しており、BWMi3や BMWi8等の開発に携わっていた様です。
現在の体表者はTony Aquila。様々な企業のCEOを歴任してきた実業家です。ソフトウェア業界のSolera Holdingsの創設者です。
歴史
2017年に前CEOであるクランツとStefan Krauseにより設立。新興 EVメーカーであるFaraday Futureで2人が出会いEvelozcityとして設立し、2019年にCanooに名称を変更。
共同で設立したStefan Krauseは家庭の事情でCanooを去っています。
2019年にバンタイプのプロトタイプ車両を発表。
2020年には韓国の現代グループと共同でプラットフォームの開発を行うと発表。
9月にはNASDAQへ上場。
2021年に新たなピックアップトラックのコンセプトモデルを発表。
4月にCEOがTonyに変わる。
色々と流れはありますが、大まかな歴史は以上となります。
車両
Canoo
2019年に登場したタイプの車両です。コンセプトは「ライフスタイルビークル」。用途としては日本車でいうところのバン、ステップワゴンやノアに近いものの、近代的なAppleのスマートフォンを連想する美しい見た目です。
非常にシンプルな内装、シート等も非常に簡素です。アルファードやエルグランドの様なラグジュアリーな内装ではありませんが、スマートなApple製品の様なスマートな美しさがあります。
MPDV
2020年の12月に予約を開始したバンタイプの車両です。現在は大きさが異なる2種類の「MPDV1」と「MPDV2」がラインナップされています。
特徴としてはデザインが非常にシンプルである点。非常にメンテナンスが行いやすく、車両へのトータルコストが抑えられる点。車両面積が小さいものの、数多くの物を積み込める点である。
PICKUP
こちらは2021年に予約を開始したピックアップトラックです。他の車両と同様に非常にシンプルな作りとなっています。
サイドの収納や前面の作業台と収納、キャンピングカー仕様と様々な機能やオプションが存在します。ビジネスでも週末でも利用できる一台とをコンセプトにされています。
技術
簡単にサビモが調べているところでは、上図に様々な車両がございますが、基本となるのは一番右の基礎部分です。
自動車業界全般として、車両の基礎となる部分ですが、以前は1車種ずつ作っていましたが、効率化の為にプラットフォーム化が進んでいます。
つまり基礎となる部分は共通で上物だけ違ったりしている訳です。トヨタ自動車で言うところのTNGAみたいなものです。
そのプラットフォームが写真の一番右のものになる訳です。EVの基礎的なものはバッテリ、モーター、インバーター等から構成されています。
どこまでが自動車メーカーが自前で作るのか、それは自動車メーカーによって様々です。Canooは少なくとも、バッテリー周りのECUやバッテリマネジメントシステムについては自社で開発しているようです。
サビモ的には
私もリサーチ不足や知識不足などもございますが、サビモ的には期待できる企業なのではないかと考えています。
Canooのライフスタイルビークルは2022年、MPDVとPICKUPは2023年の発売を目標としています。
全ての車両が商用車と乗用車を兼ねている点が強みではないかと思います。乗用車のEVでは自動車のビックメーカーを取り組んでおり、競争の激化が予測されます。
一方で商用車の大型トラックは長距離走行する必要があるため、EV化が難しい一面があります。
小型トラックではEVが開発されていますが、普及はまだまだ。これから増える個人宅への貨物、物流業界の環境対策の必要性等を考えると可能性は大いにある様に感じました。
創立時のCEOが居なくなった点、現代自動車との関係等が不安材料として気になるところではありますが、個人的には応援しているので、ウォッチして行こうかと思います。
また、調べに不足もございますので、適宜アップデートしていけたら良いなと思っています。
それでは、また。